ただ、中には共感できる講師も居ました。
D.C.(米国公認ドクター・オブ・カイロプラクティック)で、柔道整復師でもある先生です。
この先生に言わせると
「カイロプラクティックは『健康法』。
健康増進の為に フィットネス・クラブに通っていた人が、体調が良くなったからといって辞めたら身体は元に戻っちゃうでしょ?
カイロプラクティックも一緒。
『利き腕』や、『利き腰(≒軸脚)』、『利き足』がある以上、姿勢は気を付けていても崩れてくる。
通院を辞めたら元に戻っちゃうから、体調が良くなっても定期的に施術を受けた方が本当は良い。
カイロプラクティックは生涯続ける健康法なので、何回受ければ完治するという類のものではない。」
とのことです。
そもそも カイロプラクティックとは、姿勢が悪い為に脊柱(いわゆる背骨)が歪み、神経根が圧迫されて サブラクセーション(subluxation:生理学的機能低下)が起こると考える米国生まれの整体術です。
脊柱の歪みを正すことにより全身の神経伝達を正常化し、『イネイト(innate:内なる自然治癒力)』を引き出そうとします。
具体的には、モーション・パルペーション(motion palpation:動作触診)と呼ばれる手による検査法で各関節の可動域や姿勢の癖を確認し、動きの悪い椎間関節に狙いを定めて アジャスト(adjust:調整)します。
そして、脊柱の土台である骨盤の癖(傾き)も正していきます。
(骨盤矯正については、後で詳しく触れる予定です)
そんな カイロプラクティックを『根本治療』だと主張する民間療法家は多いですが、渡米して正規の大学を卒業したD.C.(米国公認ドクター・オブ・カイロプラクティック)は、言うことが違いますね。
「カイロプラクティックは癖による姿勢の歪みを、定期的に解消(←対処療法)する『健康法』」
と、バッサリです!!
私は この先生に感銘を受け、勉強会(同じ内容)を2周も受講してしまいました。
通算でかなりの回数の指導を受けたので、出費がかさみましたが
「我が カイロプラクティック学習に、一片の悔いなし!!」
ですね。