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千葉県八千代市緑が丘の整骨院・整体院『城ノ戸鍼灸接骨院』は、八千代緑が丘駅前なので船橋日大前・八千代中央からの通院治療にも便利です。

20、代替療法批判に対して 2

私の場合、「経穴は点ではなく面」というのは国家試験に通り、臨床経験を積むうちに

「ああ そういうことか」

と、体感として納得する様になりました。

代表的な経穴に鍼を打とうと皆さんの身体を触らせて頂くと、教科書上の経穴の場所と、指先に感じる硬結(こうけつ:いわゆる『コリ』)の場所が微妙に ズレていたりします。
経験を積む程に教科書通りではなく、

「こっちに打った方が筋肉の過緊張が緩むだろうな」

と、故意に場所をズラして打つ様になりました。これがプロの匠なんです。こういうところで、『誤差レベルの差』が生まれます。
1穴では誤差レベルでしょうけど、一度の施術で何本も刺鍼しますので、はり師によって効果に差が出るわけです。
ただ、感覚に頼る技術である為、同じ はり師の施術でも効果が安定しないのは確かでしょうね。

鍼灸を全否定する学者の

「作用の機序が説明不能であっても、多くの人に安定した効果が見られるのであれば、『科学的根拠に基づく医療』として受け入れるべきである。
しかし、鍼灸は効果に個人差が大きく、再現性が低い。効果が安定しないということは、受け手の心理状態に左右されるプラシーボ効果以上の効果は認められない」

という論調は、鍼灸の知識不足が原因の『測定方法の不備』だと私は確信しています。

これは 「経穴を はずして鍼を打つ」以外の批判、「鍼を、ごく浅く打つ」「皮膚に軽く痛みを感じさせるが刺さらない偽鍼を使う」等の比較検証で、本物の鍼と同程度の効果があがったとの主張に対しても同様です。

鍼は深く刺すだけが能ではないんですね。
筋肉の手前の層、皮下組織までしか刺さない『円皮鍼(えんぴしん)』や『皮内鍼(ひないしん)』といった置き鍼が有ります。
また 伝統的な技法に、散らし鍼と書いて『散鍼(さんしん)』と呼ぶテクニックが有ります。これは、鍼の先端で リズミカルに皮膚をトントントンと叩く技法です。

こういった鍼灸の知識がある人間にとっては、先ほどの
「鍼を、ごく浅く打つ」「皮膚に軽く痛みを感じさせるが刺さらない偽鍼を使う」等の比較検証で、本物の鍼と同程度の効果があがったとの主張は、

「鍼灸の異なる技法を比較してみたら、どちらも効果が見られました」

という報告に感じます。

 


21、「代替療法批判に対して その3」