ただ 一部の気功治療院や イメージ療法を曲解する勉強会では、癌の三大治療法 『外科手術』『抗癌剤』『放射線治療』の身体的負担や副作用を ことさらに強調し、自分達の治療法が いかに素晴らしいかを熱弁している様です。
というか、そういうホームページを散見して、私は ウンザリしております。
これらの三大治療法は確かに身体に負担が掛かります。
しかし、延命効果が見込めるからこそ、『科学的根拠に基づく医療』を目指す現代医療で行なわれているわけです。
先程 プラシーボ効果の対として、副作用を気にし過ぎると、副作用が強調して出る『ノーシーボ効果』を引き出してしまう事を話しました。
そして、『”気”の持ちよう』が免疫力に影響する事も話しました。
なので 三大治療法を しっかりと受けて、副作用に対しては
「身体が これだけシンドイのだから、癌にも十分なダメージを与えられているはずだ!」
と 開き直ると良いんでしょうね。
その上で、イメージ療法も”補助として”併用すると相乗効果を見込めると思います。
勿論 副作用が どうしてもシンドければ担当医に相談し、抗癌剤の投与量を減らしてもらったり、放射線治療の頻度を落としてもらった方が良いのかもしれません。
患者に苦痛を与えてでも延命に全力を注ぐべきか否かというのは、現場の医師も悩むそうですから、『本人のの意思』を担当医に伝えるのも大事です。
ただ、最初から現代医療の三大治療法を拒否し、民間療法の食事法や気功に傾倒するのは理性的な判断だと思えません。
私は先日、試しに
『病院 サイモントン療法』
で ネット検索をしてみました。
すると、
「当院は サイモントン療法を取り入れた治療を行なっています」
という旨を明記している院が、公立病院から開業医師の診療所まで幅広く出て来ましたよ。
年齢とともに癌になる方が増えますので、今日いらした皆さん、または ご家族が癌と診断される事があるかもしれません。
その時は、現代医療と代替医療の二者択一ではなく、
『漢方薬や イメージ療法に理解のある現代医療機関』
という選択肢もあることを頭の片隅に入れておいて頂ければと思います。
結局のところ、「老後の健康づくりについて」大事なことは、『前向きな心の持ちよう』と、『極端に偏らない視野』なんでしょうね。
現代医療と代替医療の両方を、上手に活用しましょう。