さて これで締めると、抽象的な精神論で終わってしまいますので、最後に体力維持の為の筋トレを2種目だけ紹介します。
先ほど
「 ”気” の意識や呼吸法を重視する伝統武術は、自由攻防で どこまで使えるか正直 疑問」
と話したんですが、中には強い先生方も居るんです。
いきなり、手の掌を返しますけど!!
試合のない伝統武術は、神秘系などのインチキ武術家が多い 胡散臭い世界ですが、まともな先生方は普通に強いですね。そういう先生方は、地道に補強鍛錬で柔軟性、筋力、心肺機能を高めています。
その上で門派によって比重に差は有るものの
【ムエタイ的、日本相撲的、グレコローマン・レスリング的な闘い方】
をするんです。
凄く説得力のある『リアルな強さ』で、全く神秘的じゃない!!!
つまり、
「不思議な ”気” のパワーで、ラクして強くなろう」
とか
「特別なサプリメントで、ラクして ダイエットしよう」
とか考えるのが、そもそも間違いです。
そんなモノがあるなら、体重制の格闘競技の選手は減量に苦労していません。
誰もが知っている『王道』、
「食事で摂取するカロリーをコントロールした上で、運動も併用する」
この当たり前を徹底して行う以上の『近道』はありません。
ダイエット・サービスや ダイエット商品は、非科学的で胡散臭いモノも結構あります。
「騙されたつもり」で お金をつぎ込むと、普通に「騙されて終わる」パターンが多いでしょうから、怪しいなと感じたら近づかないことです。
(「全てが胡散臭いとは言っていません!」と、予防線は張っておきます)
よって、健康寿命を延ばすため、またはダイエットのためには、食事改善と地道な補強鍛錬で足腰の筋肉を鍛え、基礎代謝を高めなければなりません。
肩幅より広めに足を構えたスクワットの要領で腰を落とします。膝が つま先より前に出ない様に沈み込み、腰を落とした姿勢でキープ!
これを「馬で歩く」と書いて『馬歩(まほ)』と呼びます。馬に跨った姿勢ですね。
日本で言えば、本土空手の『鉄騎(てっき)』(≒沖縄空手『首里手』系の『内歩進(ナイファンチ)』)の型で散々やらされる『騎馬立ち』です。
「これを3分間、最終的には30分間 出来る様に頑張りましょう」
というのは、
「あいつが寝たきりになった時、俺の足腰が丈夫だったら俺の勝ち!」
というモチベーションが無いと、なかなか続けられない訳ですが、中高年になっても続ければ、そりゃ足腰が丈夫になりますな・・・