『筋膜リリース』は、単なる筋肉の マッサージや、通常の ストレッチング(伸ばしている個々の筋肉を意識する)ではありません。
全身を対角方向へ連動させる様に伸ばす・捻じるといった身体操作が特徴です。
通常の ストレッチングが悪いという意味ではないのですが、
・「痛みや違和感のある筋肉や関節の一か所ではなく、全身の連動性の不具合に目を向ける」
ことを重視する新しい『理学療法』の考え方です。
というよりも、民間療法(正體術など)がベースの『操体法(そうたいほう)』に割と酷似していますので、
・「時代が一巡し、古い民間療法に原点回帰した現代医学の運動器リハビリテーション」
と 表現をした方が、正解かもしれません。
筋肉の周りには「筋膜」という膜があります。
筋肉は細い筋繊維が束になったものですが、その繊維の束を包んでいるのが「筋膜」です。
筋膜はコラーゲンでできているため癒着しやすく、動きが悪くなった部分が急激に引っ張られると、痛み(『筋・筋膜性腰痛』など)を引き起こすと考えられています。
また、その状態で筋肉を動かしたり、ストレッチをしても筋膜はその動きについていくことはできず、関連する別の部位に負担を掛け続けることになります。
筋膜は足先から頭頂部まで、全身を くまなくネット状にくるんでいます。
そして、「リリース」とは、制限を解放・解除・解きほぐすという意味です。
よって、筋膜リリースとは筋膜の癒着を優しく剥がして正常な状態に戻すことを言います。
『筋膜リリース』は、日常生活での左右非対称の動作の蓄積で生じてしまう『筋膜のシワ(ねじれ・よじれ)』を伸ばすことにより「身体の歪み(姿勢の癖)」や「筋性の慢性痛」を改善するコンディショニング法です。
関節をまたぎ、骨を引っ張っているのは筋肉です。その筋肉を覆う筋膜の過緊張が取れると、筋肉が引きつられなくなるので、関節は正しい位置に導かれてます。
関節をバキバキと鳴らすことをしなくても、やさしい刺激で姿勢の癖を改善し、全身を整えることが可能です。
マッサージや、一般的なストレッチをしても改善がみられない症状の方に『筋膜リリース』を行うことで、劇的に症状が改善した事例もありますよ。
(※ 原因が筋膜であった場合)
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